
生産者 / Les Vignes de Babass レ・ヴィーニュ・ド・ババス
年号 / 2020
生産地 / ロワール
品種 / グロロー
タイプ / 赤ワイン

来ました。ババスです。
(知らない方の為にとても簡単に説明すると、フランスのナチュラルワイン界の兄貴です。みんな彼が好きです。僕も大好きです)
※今日のブログは長いです。ババスのことになると、止まりません
私、2012年に渡仏した際にこの人に出会って
彼らのワインに関わる仕事をしていくんだ!
と決意したきっかけになった生産者。
そしてきっかけになったワインです。
グロルンロール初めて飲んだのは2011年のヴィンテージなので
2020年はちょうど10年目ということになります。
10年追いかけ続けているワインになったと言うことですね。
時の流れを感じます。
そら、僕も当時より20kg近く体重増えますよ。
うん・・・
初めて飲んだ時は、グロローという品種も知らなかったし
なにこの不思議な味!!
・・と言う感じでして
当時の僕はブルゴーニュとボルドーの勉強の為にフランスに行って
「現地見てたら、なんとなく箔がついてイイ感じっしょ!!」
という・・かるーい理由で渡仏していて
ほぼオーソドックスなスタイルのワインしか飲んでいなかったのですが・・
新井順子さんのところで研修させていただき
レヴァンコンテの仕込みの手伝いの時に出会ったトム(現ラブシュルド・ジェニ・デ・フルール)に導かれババス達に出会い
今まで自分が飲んだことない味わいなのに
どこか懐かしく、いつまででも飲めてしまう彼らの液体に魅了されてどっぷりハマっていくのですが
その中でも一番・・何度も何度も飲ませて頂いたのがこのグロルンロールだったと思います。
(当時研修していたNantesのビストロに箱が山ほど積んでありました)
ジューシーな果実味になんとなくワイルドな・・じわっとした苦味のような根菜や土のニュアンス
味は多いのに体にするりと入りこむ飲み心地。
全てが不思議で、全てが新鮮でした。
今思うとこのグロルンロールがきっかけで、「味わい」の他にも
「飲み心地」を意識するようになったのだと思います。
その事(ババス達のワインはすげー飲めちゃうんだよね的な事)をババスに拙いフランス語で伝えた時
「僕のワインだけで一晩飲み続けられるようなワインを作ってるんだ」
と彼に言われて(僕のフランス語の理解があっていればw)
なんてかっこいいんだ!!!
と・・・
味を変えたりとかで、色々飲みたくなっちゃうけど
俺のワインがあれば他はなくても良いんだぜ!
と!
(そこまで言ってないと思うけど)
ババスはフランス語もろくに喋れない僕にも気遣ってワインを勧めてくれたり、みんなに慕われてめちゃくちゃ優しい人柄と
ワインに対する情熱がとっても熱い(あまり表に出そうとしないですけど)
ワインは気軽に楽しんで良い飲み物だと言うことも、
同時にそれに対する深い感謝も感じさせてくれた
(気軽に楽しめるワインを手作業で妥協なく作っている彼らを間近で見て)
もう、、僕なんかにとってはヒーローのような存在になってしまったので
彼のワインを飲みながらブログなんか書いてたら感情も入りすぎちゃって
なんも収集つかないのですけど・・・
とにかく何が言いたいかと言うと
彼のワインを扱わせて頂けて
本当に嬉しいなあと。
「とにかくまあ飲んでみてよ!」
と勧めたくなるワインです。
(本数限りあるのでそれもなかなか出来ないのですけど)
試飲ブログでもなんでもない感じですけど
いやあ、、なんですかねー
10年ずっとグロルン・ロールを好きでいたので
20年経っても好きでいるだろうなあ
そんなワインを扱わせていただく事がとても誇りです。
感謝です。
酔ってます結局w
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