説明
◇インポーターコメント
ラ テール ルージュは「赤い土」という意味。新しいエチケット(ラベル)とキュヴェ名ですが、そもそもブノワ カミュのワインは、どのキュヴェがどの区画のブドウからといったことや、造り方が固定されていません。その年々のできあがったワインのイメージに応じて、エチケット(ラベル)を選択しています。
今回は2021年のワインにこのキュヴェ名が採用されました。今回、先に紹介した2種類とあわせて3部作として赤ワインをボトリングすると聞いた時、「3種類もエチケット(ラベル)のバリエーションあったっけ?」と尋ねたところ、「ふっふっふっ」とドヤ顔で出してきたのがこのテール ルージュでした(その時はじめて見ました)。
気になる味わいですが、春の遅霜、夏の湿度と冷涼な気候に苦しめられた年でしたので、いつものような凝縮感はありませんが、淡く繊細で滋味深い果実味の端正なワインに仕上がっています。青っぽさもなく、優しいアタックとじんわりと余韻に広がる旨味があり、いくらでも飲み進められるような軽妙なワインです。
それでいてワインとしての極端な脆さもなく、抜栓後も酒質は安定していて、数日にわたっていきいきとした果実味を楽しむことができます。
このワインは、ブドウの果皮等に自生する自然酵母での発酵を経て、厳密な清澄や濾過(ろか)を行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸(酸化防止剤)無添加で造られました。
※ほぼ全てのボトルにエチケット(ラベル)の汚れや破れ、ボトルの汚れがあります。またキャップシールは使用していません。予めご容赦くださいませ。