説明
生産者 / Xavier Marchais グザヴィエ・マルシェ
年号 / NV (2019)
生産地 / ロワール
品種 / カベルネフラン
タイプ / 赤ワイン
¥3,630 税込
◇インポーターコメント
「超長寿の霊薬」と名付けられたエリクシール ドゥ トレ ロング ヴィは、カベルネ フランから造られる赤ワインで、2019年ヴィンテージよりエチケット(ラベル)のデザインが神秘的なクラゲのデザインへとリニューアルされました。
そもそもどうしてクラゲなのかという点を造り手に確認したわけではないのですが、クラゲの寿命について調べると興味深いエピソードが見つかりました。
クラゲのなかでもベニクラゲと呼ばれる種は、成熟個体から外部からの刺激などをきっかけに若返ることができ、そのサイクルを繰り返すことが可能です。そのため「不老不死のクラゲ」と呼ばれています。一説によると5億年前からこのサイクルを繰り返している個体の存在も示唆されているとか。まさに「超長寿」の生命です。しかし、水の温度や汚れの度合いなど、海の状態によって、不老不死の能力を発揮できないこともあると言われており、自然環境を守ることを大切にしているグザヴィエ マルシェにとって、象徴的な生命と言えそうです。
今回ご紹介する2019年は、グザヴィエ マルシェにとって天候に恵まれたヴィンテージとなり、質・量ともに満足のいく年となり、そのブドウをいかしたワイン造りをとマセレーション(醸し)の期間を短くした、フレッシュでスムーズな飲み心地の赤ワインと仕上げたのが、このワインです。
豊作に恵まれたとはいえ、このワインを造るカベルネ フランのおおよその収穫量は 24hl/ha とこの地域の赤ワインの平均的な収穫量の半分ほどとなり、一粒一粒に土地の味わいと気候を封じ込るべくストイックな栽培を実践しています。
味わいは、山葡萄や黒スグリといった果実の鮮やかな風味がまず印象的で、フレッシュかつ柔らかなタッチの果実味が、スムーズな飲み心地を感じさせてくれます。いきいきとした果実の風味があり、カベルネ フランにありがちな収斂性はなく、青さは感じさせません。木の実や胡椒といったスパイシーさがあり、森深い山の熟れた野生の果実のニュアンスを感じさせてくれるような初秋の趣を感じるバランスです。
キノコ、蓮根、ゴボウ、その他の根菜、猪、鹿、身の引き締まった地鶏や野鳥、脂身の甘い豚肉など、赤ワインとの相性が良さそうな秋冬の食材とはもちろん抜群の相性ですが、パセリやパプリカを使ったソースなど、夏の名残を感じさせる野菜やハーブを使った料理とも良いハーモニーを奏でます。
このワインは、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)無添加で造られていますが、抜栓後も不安定な雰囲気は出ずに、翌日までバランスを崩すことなく楽しむことができます。
また厳密な濾過(ろか)も行われていないため瓶内には細かな澱(おり)が見られ、瓶に最後に残ったワインを飲む際には、澱(おり)が混じるようになりますが、もちろんブドウのみから造られる純粋なワインで、飲用に問題はありません。気になる場合は、瓶底に近づくにつれ、そっとグラスに注ぐようにしていただければ瓶内に澱(おり)を残すことができます。
在庫切れ
生産者 / Xavier Marchais グザヴィエ・マルシェ
年号 / NV (2019)
生産地 / ロワール
品種 / カベルネフラン
タイプ / 赤ワイン