説明
◇インポーターコメント
2017年以降のル・カノンはミュエル・モンジェルモン氏が醸造しています。サミュエルはラ・グランド・コリーヌの設立に関わった人物で、今でも共同経営者としてドメーヌの運営に参画しています。ワイン関係の法律に詳しいだけでなく、シャトー・ヌフのとあるドメーヌにて醸造責任者を務めており、2017年以降ル・カノンはここで醸造されています。
手摘みで収穫後、除梗し2週間セメントタンクにてマセラシオン。プレスの後タンクで発酵・熟成。
深紅の色合い。ドライプルーンやレーズンなど凝縮感のある果実の香りに、フランボワーズなどの赤い果実のソースを想わせる甘酸っぱいニュアンスが混ざり、加えてスミレの花や紅茶のような華やかな様子が感じられます。若々しく充実感のある果実味をイメージさせながら、飲み心地は滑らかな質感の伸びやかに流れるようなミディアムタッチ。ドライフルーツを想わせる風味に赤いベリーソースのキュッと引き締まった酸や風味が溶け込むことで、豊かな果実味に愛らしさや軽やかさを与えています。紅茶のような香り高い印象も感じられ洗練された上品な佇まいで、アフターには仄かに生姜のような締まりを感じさせるスパイスの香りが抜けていきます。冷涼感があり雑味のない緻密な果実感をたっぷりと感じられる仕上がりです。