説明
◇インポーターコメント
粘土石灰質土壌に植えられた平均樹齢30年のグルナッシュ ブランとグルナッシュ ノワールを手摘みで収穫後除梗してタンクへ投入。3日間マセラシオンさせた後、50%をファイバータンク、50%を古樽で8か月熟成させ、最終的にアッサンブラージュしてから瓶詰め。ラベルのデザインはマティアス マルケの作品で「私たちの日本の仲間、つまりBadBoys達へ向けた日本限定な特別キュヴェなんだ」(イヴォ談)との事。
この年は非常に乾燥に悩まされた年で、1月からまともに雨も降らず、6月後半の午後9時の外気温が30度を超えていたほど。その影響か、例年のチャーミングなスルスル系な仕上がりとは違い、タンニンも感じるちょっとボディのある出来となっています。
コンセプトはグルナッシュ ブランとグルナッシュ ノワールを用いて白ワインのような軽妙な飲み心地に仕込んだ赤ワイン。2016年から同じ地域の造り手であり、公私ともにパートナーであるジュリー ブロッスランとのコラボレーションワインです。二人のアイデアとブドウを持ち寄って造られるこのワインは、色合いも淡く、アルコールの強さも感じず、一見ロゼにしか見えないのですが、本人たち曰く「あくまで赤」とのこと。
鮮やかで淡く輝くルビー色。ラズベリーやイチゴと言った赤系果実の香りが溢れ、生命力に溢れ活き活きとした香りが立ち昇ります。口に含んだ直後の味わいはイチゴを齧った様なチャーミングな味わいですが、後から芯のあるタンニンが上がってきます。
アフターで感じられるタンニンの為、過去のヴィンテージのようには冷やし過ぎず、セラー温度の13度程度で飲むことをお勧めします。