説明
◇インポーターコメント
「神秘的な霊薬」と名付けられたキュヴェ。ファイバータンクで全房のシェナン ブランを8ヶ月マセラシオンさせた後、古樽で熟成。その間、ウイヤージュせずに瓶詰めされた。酸化的ニュアンスを感じられるオレンジワイン。
抜栓直後から非常に凝縮した香り。一瞬、リキュールかブランデーか?と思わせるような凝縮感のある香りで、アンズや花梨、煮詰めた黄桃の香りに加え、徐々に蜂蜜のような濃厚な香りが鼻孔を覆います。若干、タイムやローリエの様なハーブのニュアンスも顔を覗かせ、複雑さが増していきます。
味わいは、集中力の有るシュナン ブランの良いところが凝縮された様な味わいで、フローラルさを持った果実感を楽しめます。また時間が経過するにつれ、べっこう飴や冷やし飴ドリンクの様なザラメを煮詰めたり、蜂蜜を加熱した時に感じるニュアンスも出てきます。香りで甘いニュアンスを感じつつも、味わいのフィニッシュは思いの外ドライで、キレの有る酸と若干の苦味が全体を締めてまとまりを与えています。
個性の塊と言って間違いないキュヴェで、グザヴィエの尖鋭的感性の全てが表現されたとも言える、素晴らしいワインです。