説明
◇インポーターコメント
キュヴェ名のアフロディート(日語:アフロディーテ)はギリシア神話の女神で、愛と美と性を司る神とされています。
2021年は、前年のグルナッシュ 100%からグルナッシュ 50%、 シラー 50%のアッサンブラージュ(ブレンド)に変更されました。表示アルコール度数も12.5%で、これまでよりも控えめな仕上がりです。
キュヴェ名からもイメージされるとおり、これまでもこのワインは、女性的な優しい果実味が特徴のワインでしたが、2021年のヴィンテージのキャラクターも相まって、前年にもましてしなやかで柔らかい味わいのワインとなっています。とはいっても、このワインから感じる風味の種類は、ブラックベリーやクロスグリといったような黒系果実の風味で、きめ細やかなタンニンもあり、決して脆弱なワインではありません。
しっかりと飲み手を包み込むような果実味がありつつも、余韻や飲み心地がどこまでもしなやかな暖かみのある懐深い味わいです。どこかオリエンタルなスパイスの風味も感じられ、クローブ、コリアンダーシード、柑橘などの香りを感じます。酸もしなやかかつ美しく、全体を引き締めています。
ブドウはすべてビオロジックで栽培されたものを用いていて、除梗したシラーと直接圧搾したグルナッシュの果汁をあわせて15日間マセレーション(果汁に果皮を浸漬する醸し)を行い、自然酵母のみでステンレスタンクで発酵させ、そのまま熟成させます。このワインは、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)無添加で造られています。