
生産者 / Jerome Saurigny ジェローム ソリニー
年号 / 2018
生産地 / ロワール
品種 / ソーヴィニヨン ブラン、シュナン ブラン、カベルネ ソーヴィニヨン、カベルネ フラン、グロロー
タイプ / 白ワイン
待望のジェロームソリニー・・・
僕がナチュラルワインを好きになるきっかけになった生産者の一人です。
フランスにいた時によくLes Vignes de Babassのババスのところに遊びに行き、そうすると
ジャンフラ ンソワ・シェネやジャンクリストフ・ガルニエ
ダミアン・ビュロー。そしてこのジェローム・ソリニーなどなど。
近所の生産者が集まりワインを持ち寄って、潰れるまでワインを飲ませてもらいました。
その時間が本当に楽しくて僕は彼らのワインに関われることを仕事にさせていただく事になりました。
可能なら彼らアンジュ(という地域なのです)の生産者の専門店にしたいくらい大好きです。
ジェロームのワインは初めて飲んだのが確か2011の年度のワインだったと思います。
当時の僕にはとっても不思議な味で、正直一口飲んですぐに美味しい!と言う様なタイプではなく
変わったワインだなあ・・・と思って居たのですが。
なぜか心惹かれて彼に会う度にワインを注文していました。
そして買うたびに必ずオマケで多くボトルを入れてくれてて、すごく嬉しかったのを覚えて居ます。
(その後2012年を飲んだ時、今度は一口飲んでとびきり美味しかったのもよく覚えています)
僕のナチュラルワインの大師匠、Nantesの僕が修行(?)したビストロ
Le PicoloのオーナーソムリエのThomasは2011の時点で
「ジェジェ(ジェロームの愛称)は必ず5年後にはスター生産者になっているはずだよ」
と予言しており、実際今ではなかなか入手が難しい生産者の一人になりました(不作の影響もあると思いますが・・・)
前置きが長くなりましたが
開けて香ると即、
あ、これはうまいやつ。
と確信します。
香りは南国のパッションフルーツやグァバ(あんま食べた事ないけど、とにかく南国系w)
味わいはややドライで、香りからくるキャッチーなニュアンスと、ほろっとくる渋み。
液体自体はしなやかにストンと流れていき
しっかり目の余韻と微かな苦味が後を引きます。
後味は結構しっかり目なので、はじめの口当たりは軽やかですがスルスル飲んじゃう!
と言う訳ではなく割と複雑です。
葡萄品種の構成を見ても分かるとおりですが、赤ワインとも白ワインとも、オレンジワインとも言えそうな味わいです。
作り方も変わっていて赤の品種は摘んできたものを即ジュースにして(これは一般的な白ワインのやり方)
白の品種はそのジュースの中に皮ごと入れて発酵
(皮ごと発酵は赤ワインの一般的なやり方)だそうです。
発酵後全体をプレスして液体のみにする。
僕は最近よくこのブログに書いていますが、ワインって色はあまり関係ない気がします。
毎回驚かせてくれる生産者です。
追記:2日目。インポーターさんのコメントに果実味が弱まるので1日で飲み切るのがおすすめと書いてありましたが、個人的には2日目も美味しいです。確かに南国のフルーツの様なパヤパヤした感じの香りは無くなりますが、その分落ち着いた味わいで僕はこの感じも好きです。
変化を楽しめる方には2日目もおすすめです!
まだ分厚いところもあるのでもちろん数年寝かせても良いと思います。
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